第59回「法人の節税保険中心の営業でしたので方向転換をしなければならないと思ってます」

「私もソニー生命出身者です。法人の節税保険中心の営業でしたので、方向転換をしなければならないと思っています。富裕層との接点をセミナーなどで、どう開拓されましたか?相続の保険は、生前贈与や一時払い終身でしたが、他にどのようなビジネスチャンスがあるのでしょうか?」というご質問をいただきました。

それに対して石野は、次のように言います。

「節税売りをしていた企業さんは、利益が出続けている可能性が高いですね。問題は、商品の優位性で、節税だけを入口にして売れてしまった時代は、もう来ないということです。今度は、何で差別化するかというと、これからは、『コンサルティングがしっかりできるかどうか』、そして『何のコンサルティングなのか』が重要になります。

見込み客開拓の観点から言うと、富裕層を顧客に持っている企業とタイアップして、相続や事業承継のセミナーができるのが、てっとり早いと思います。ただ、そこまでのノウハウと経験値を、コラボ先さんが認めてくれて、講師として呼んでくれるための努力が必要です。その先には、生命保険以外のキャッシュポイントも広がっています」

それでは、どのように学び、どのような活動をしていけばいいのでしょうか?

今回は、「法人の節税保険中心の営業でしたので方向転換をしなければならないと思ってます」と題して、『節税保険』衰退後の、富裕層営業手法をお伝えします。